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2006年3月 6日 (月曜日)

松下幸之助『道をひらく』

五日ぶりのアップです。

ここ1年で、五日以上アップしなかったのは三回くらい。

ドタバタ&モチベーション若干の低下で、更新が滞ってました。

今日からまたガシガシアップしていきます。

本日取上げるのは、

道をひらく
道をひらく松下 幸之助

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star最初の「道をひらく」とはまた違う!

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就職活動も終盤にさしかかってきまして、

ベンチャー企業の選考で役員面接、社長面接を受ける機会が増えてきました。

面接の中で、「尊敬する経営者はどなたですか?」とお聞きすると、

松下幸之助

と答えられる方が多いです。

ある医療コンサルの会社の社長面接を受けた際、松下幸之助の話しになったので、面接終了後八重洲ブックセンター上大岡店にて、

『道をひらく』『続 道をひらく』

を購入しました。後日(『指導者の条件』も購入)。

『道をひらく』『続 道をひらく』は、PHP研究所の機関紙「PHP」の裏表紙に連載されてきた松下幸之助の短文の中から、何篇か選ばれまとめられたもの。

社会について、仕事について、人について、松下の想いが詩情豊かに語られています。

それぞれから一篇ずつ引用し、ご紹介します。

「花のように」『道をひらく』、48~49頁。僕がとくに気になった箇所は太字にしています)
 砂漠に見出す清らかな泉は、旅行く人の喜びであり憩いであり、そして励ましである。荒涼たる山野に、毅然として咲き誇る一輪の花は、また旅人へのこよなき慰めとなり励ましとなる。
 今の世の中か、荒野のごとく荒れ果て枯れ果てているとは敢えて言わないが、それでもこのむつかしい時代に、人びとの心は次第に落着きを失って、索漠たる気配が感ぜられぬこともない。
 おたがいに手をつなぎ、助け助けられながら生きねばならぬこの世の中である。人の心が砂漠の如く荒れ果てててはたまらない。せめてわれわれだけでも、清らかな泉のように、毅然たる一輪の花のように、強く正しく働いてゆこうではないか。
 むつかしいことかもしれないが、自分の仕事に誇りを持ち、自分の働きに意義を感じるならば、わが身の処し方もおのずから見いだされてくるだろう。
 どんな世の中になっても、あわてず、うろたえず、淡々として社会への奉仕を心がけてゆこう。その姿自体が、人々にとってすでに大きな励ましとなり、憩いとなるのである。
 花のように。泉のように。そこにはわれわれの喜びもある。

続いて、『続 道をひらく』より。

袖ふれ合うも
”袖ふれ合うも他生の縁”たまたますれちがったあの人もこの人も、全く無縁の他人ではない。どなたさまもみんな自分と目に見えぬつながりをもった大事な人ばかりで、だから頭を下げ、笑顔をかわし、心温まる気持ちで接したい。そんな教えのこの言葉。りくつではない。無数の先人の貴重な体験の数々が、そこにしみじみ出ている。
袖ふれ合うも-そのしみじみとした思いは必ず相手にしみとおり、またそれがわが身にも返ってきて、互いに気持ちが通い合う。見ず知らずの他人と思えばこそ、ついトゲトゲしくもなり、肩をいからすことにもなってくる。
通りすがりの人にだけではない。同じ町、同じ国の人にだけではない。その豊かな思いの波紋を次々とひろげてゆけば、言葉を越え、思想を越え、国境を越えて、世界のはての人びとにまで、かぎりもなく及んでゆくであろう。
袖ふれ合うも-お互いにこんな思いで素直に心を通わせたい。
袖ふれ合う人にも、いまだ袖ふれ合わざる人にも。

最後の、袖ふれ合う人にも、いまだ袖ふれ合わざる人にも。を読んだとき、胸が熱くなり、思わず涙ぐんでしまいました。

『道をひらく』を読み終わり、続いてこの続編を読もうとし、手に取り、偶然開いたのが、この頁(82~83頁)でした。

面接などで、「自己PR、自己紹介をして下さい」と言われたとき、僕は名前、所属を述べた後、

「好きな言葉は、『一期一会』だけど『袖振り合うも多生の縁』です」

と言っています。

そんな僕が、偶然開いてページのタイトルが「袖ふれ合うも」

こりゃ運命以外の何物でもないっすね。

袖をふれ合う仲でも、多生の縁なら、いわんや出会った仲をや、ですね。

一生のうちに出会える人の数は限られたものです。

地球全体の人口からみれば、ほんのわずかなものでしょう。

だからこそ、一つ一つの出会いを大切にし、素敵なものにしたいですね。

2005年2月19日に、このブログで「オノ・ヨーコ『グレープフルーツ・ジュース』」というエントリーをアップしました。

グレープフルーツ・ジュース
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その中で紹介している詩が、今回のエントリーと似た感じのものなので再度、掲載します。

  握手をしなさい。
  できるだけたくさんの人と。
  その人たちの名前を書き出しなさい。
  試してみなさい。
  エレベーターで、地下鉄で、エスカレーターで
  路上で、トイレで、山の頂上で
  暗やみの中で、デイ・ドリームの中で
  雲の上で、その他いろいろ。
  素敵な握手にしなさい。
  手に花を握るとか、香水をつけるとか
  手を洗うとか、その他いろいろ。

  Go shake hands with as many persons as possible.
  Write down their names.
  Try in the elevator, tube, escalator, street, toilet,
  on top of a mountain, in the dark, daydream, on the clouds, etc.
  Make it a nice handshake by holding a flower in your hand,
  perfume or wash your hand, etc.

多くの人と素敵な握手を交わしたいもんです。

■ 日記 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

・3月2日(木曜日)
・10:00~ とある広告会社の人事の方とのアポ。
 「君みたいな人と是非働きたい」と言われました。
 ウレシイッす。
・13:30~ 東レ・メディカル説明会
 初、医療メーカーの説明会でした。
・18:30~ 選考中の会社の社長さんとの会食。
 飲みすぎて、後半記憶ないっす。

・3月3日(金曜日)
・9:00~ 昨年できたばかりのネット広告ベンチャーの最終面接(社長面談)
 ざっくばらんなお話しをしました。
・19:00~ NOBという僕の大学で活躍している学生団体のインタヴューを受けました。

・3月4日(土曜日)
・13:00~ バイト先先輩とアポ。サロンに対するコンサルティングをやっている方で。そのお話し。
・18:30~ 大学時代の同窓会。

・3月5日(日曜日)
・10:00~ とあるPRベンチャーの内定者の方とのお話し。
 就活の話しをする予定が、宗教、人とは、などなどディープな話しを展開。
・12:30~16:30
 PR業界就職フォーラム
・16:30~19:00
 再び、午前中にお会いしていたPR会社の方とのトーク

■ pick up news ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

[話題株]ソフトバンク:ボーダフォン日本法人買収へ、買収額は2兆円に迫る可能性も
http://today.reuters.co.jp/investing/financeArticle.aspx?type=hotStocksNews&storyID=URI:urn:newsml:reuters.com:20060305:MTFH52579_2006-03-05_23-32-43_NTK2748857:1

ボーダーフォンユーザーの僕としては、これを機に、ユーザーに優しい会社になってもらいたいもんです。J-Phoneのサービスがいっちゃん良かった…。

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このエントリーのURLは、
http://sibashoo.cocolog-nifty.com/kaf/2006/03/post.html

本ブログに関する、お問い合わせ、ご質問、苦情等はこちらまでご連絡下さい。

■ メモ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

特定非営利活動法人 ソーシャル・イノベーション・ジャパン
http://www.socioengine.co.jp/SIJ_index.htm
(渡辺保史さんのブログより)

KARAKUSAの森 トード・ボーンチェ、唐草と出会う
http://www.enjoytokyo.jp/OD004Detail.html?EVENT_ID=30343
(『Web designing』2006年.2月号29頁より)

デヴィッド・ラシャペル「RIZEライズ」観たい!
(『pen』特集:ポップアートより)

「日本画」から/「日本画」へ@東京都現代美術館
http://www.mot-art-museum.jp/kikaku/

描かれた女性たち~近代日本の風俗画 展@講談社野間記念館
http://www.kodansha.co.jp/nomamuseum/tenji/t_frm.html

・日経ビジネス
ホテルルワンダ、性嫌悪症、

・クーリエジャポン
記憶を消す。

・霞ヶ関構造改革・プロジェクトK
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4492211578/qid=1141562228/sr=8-1/ref=sr_8_xs_ap_i1_xgl/249-3270445-1646724
若手官僚による霞ヶ関改革の本。

・チェンジメーカー~社会起業家が世の中を変える
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822244644/qid=1141562262/sr=1-1/ref=sr_1_2_1/249-3270445-1646724
秋山をねさんをはじめ世界の社会企業家の事例が多数提示されています。

・奇跡の経営 一週間毎日が週末発想のススメ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/489346941X/qid=1141562290/sr=1-1/ref=sr_1_10_1/249-3270445-1646724
企業の仕組みを民主主義として経営しているブラジル企業の話です。

・【NPO】サステナ http://www.sustena.org/
NGO/NPOのための広告集団です

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コメント

こんにちは、斉藤です。
私は無職を選択した後、自分の名刺を作って、その裏に松下さんの以下の言葉を刻みました。
まちづくりへの私の思いが、まさしくこの言葉に凝縮されていました。

「それは夢にすぎないだろうか
 ただ おたがい おなじ国に生きる人間として
 素直に心と心を寄せあい 手と手を握りあって
 この国日本の 繁栄と平和と幸福とを
 ひとすじに探し求めることができないだろうか
 真剣になれば 意見の対立もおきるに違いない
 だが 私たち日本人としての願いが一つなら
 かならず そこに高い調和と力が生まれよう
 それは 決して夢ではないはずだ」

投稿: 斉藤哲也 | 2006年3月 6日 (月曜日) 12:43

柴田さん、はじめまして。玉庭と申します。
先日、TBをいただきましてありがとうございました。

松下幸之助の「道をひらく」「続 道をひらく」は、短いながらも心に響く言葉がたくさんありますよね。

投稿: 玉庭 | 2006年3月 6日 (月曜日) 23:47

斉藤さん、 玉庭さん

返答遅れてしまい、申し訳ありません!

>斉藤さん
まちづくりネタのみならず、松下幸之助の本でも繋がるとは奇遇なものです。先日のセミナー、呼びかけありがとうございました!

>玉庭さん
コメントありがとうございます。
仰るように、短いけれども、深く、重く響く言葉ばかりですよね。

今後もよろしくお願いいたします!

投稿: 柴田 | 2006年3月13日 (月曜日) 23:07

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