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2005年4月28日 (木曜日)

「記憶」をめぐって

大学院の講義の一環で、市内にある博物館・資料館巡りを行うんですが、一回目の今回は、、横浜市歴史博物館に行ってきました。

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2005年4月27日 (水曜日)

パスカル『パンセ』②

パスカル『パンセ』より、そして思い出へ、に続き、一節引用します。

一人の人間の徳に何ができるかは、その努力によってではなく、その日常によって測らなければならない。(227頁)

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「日常」が大事ですね。

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2005年4月26日 (火曜日)

学問とは③

古典の言葉を。

科学の目的は、無限の英知への扉を開くことではなく、無限の誤謬にひとつの終止符を打ってゆくことだ。

ブレヒト『ガリレイの生涯』

Es ist nicht ihr[ die Wissenschaft ] Ziel, der unendlichen Weisheit eine Tuer zu oeffen, sondern eine Grenze zu setzen dem unendlichen Irrtum.

B. Brecht, Leben des Galilei

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雨、土砂降りです。

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2005年4月25日 (月曜日)

パスカル『パンセ』より、そして思い出へ

今日は、フランスの思想家であり、科学者でもある、パスカルの遺稿集『パンセ』から、いくつかの文章を紹介します。僕が参照しているのは、パスカル『パンセ』前田陽一、由木康訳、中公文庫、1973年、です。

人間は、天使でも、獣でもない。 そして、不幸なことには、天使のまねをしようとおもうと、獣になってしまう。(230頁より)

この文章、わりと有名ですよね。高校の倫理の教科書には必ず載っていると思います。アリストテレス、孔子の「中庸」、仏教の「中道」とならんで、パスカル「中間者」という扱い方で載っていたと思います。
(記憶が確かではないので、間違っていたらすみません。)

以下の文章も、似たようなニュアンスを含んでいます。

彼が自分をほめ上げたら、私は彼を卑しめる。 彼が自分を卑しめたら、私は彼をほめ上げる。 そして、いつまでも彼に反対する。 彼がわかるようなるまでは。 彼が不可解な怪物であるということを。(257頁より)

人間は、「不可解な怪物」であるはずなのに、「私は~だから」、「僕は~だから」、と「自分で自分を限定」することが多いですよね。意識的であれ、無意識的であれ。

「自分で自分を限定」しなければ、生きていくことはできません。
しかし、それは常に「何か」を殺し続けることでもあるかもしれません。

と、今、この文章を書いている最中に、あることを思い出しました。

僕は、大学四年の時に、日本の戦争責任や、従軍慰安婦問題について勉強していて、本を読んでの勉強だけではなく、実際、戦争を体験した人の話を聴かなきゃだめだと思い、祖父・祖母に「戦争の話を聞きたい」という手紙を送りました。そして、帰省の際、祖父と祖母にインタヴューをしました。

インタヴューで聴いた戦争の話の「内容」よりも、自分がそれを今まで知らなかったこと、しかも、祖父・祖母という身近な人のことを全然知らなかったことに愕然としました。僕は、そもそも、知ろうともしていなかった。

で、当然のことですが、「自分の知らないことはたくさんある」と思いました。「知るべ『対象』とすら認知していない事が多い」、という表現の方が正確かもしれません。そして、その中には「知らなきゃいけないこと」、「残していかなくてはいけないこと」が、たくさんあるでしょう。それなのに、自分は他の事を知るのに精一杯で、そこまで余裕がない。そして余裕がないから、そもそも気づかない。

何かを「知る」ということは、他の何かを「知らないでいる」こと。
「生きる」とは、他の「生き方」を殺し続ける過程であること。
何かを「伝える」「残す」とは、他の何かを「伝えない」「残さない」こと。

こんな考えに至りました。
当たり前のこと、当然のことかもしれないけど、悲しいですね。

パスカルの文章を紹介するつもりだけだったんですが、まったく違った内容になってしまいました。自分が考えてきたこと、思ってきたことを振り返ることができました。
パスカルさまさま、ですわ。
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今夜は、明日の発表×2の準備のため研究室で徹夜です。
相変わらずのタイムマネジメント能力の低さに嫌気がさします。
あぁぁぁぁぁぁ

発表の準備進めずに、これ書いてるくらいですからね。

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2005年4月24日 (日曜日)

情報源

ブログのタイトルに、自分の名前と付け加えました。

その理由は、

1)大学卒業までにメルマガ発行し、広告収入を得る、
2)修士論文(もしくはそれを一般向けに書き直したもの)を出版し、印税を得る

という目標を立てたためです。
そのためには、名前を売っておいた方がよいかな、と思い、自分の名前をタイトルに入れました。

以前にも紹介した「平成・進化論。」というメルマガで、「自分の情報のソースを開示せよ。そうすれば、自分のところに他の人から情報が集まってくる」みたいな事を書いてありました。以前から、自分の情報のソースは人にも伝えるようにしてましたが、これから、もっと、もっと色んな人に伝えていく予定です。

で、その第一弾として、今回はブログ&日記の紹介を行います。

哲学 
「ペンシエロ」http://www.h7.dion.ne.jp/~pensiero/

時事問題 
「壊れるまえに…」http://eunheui.cocolog-nifty.com/blog/

ジャーナリスト
「武田徹ホームページ」 http://homepage3.nifty.com/ttakeda/

トーク・ネタ
「ウケる日記」 http://www.mizunokeiya.com/
「ナンパクラブ~ナンパ師ナンパ相談~」 http://sanzi.net/

読み物としては、「ウケる日記」お勧めです。このブログの書いてる、水野敬也さんは面白い人です。この人の本もお勧めです。『ウケる技術』という本です。ハウ・ツー本としても、読み物としてもGOODです。

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今週は忙しくなりそうなのに、風邪が治りません。
むむむむ。

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2005年4月23日 (土曜日)

学問とは②-あとがき1

学問とは①、で述べたように、このブログで、僕の卒論の「あとがき」を順次アップしていきます。

なぜ、「順次」かと言いますと、僕の「あとがき」、長いんですよね。5000字程あって、指導教員からは「長すぎる」と注意されました。でも、中には「あとがき」を評価してくる教員もいたり、友人には評判よかったりで、自分としては、まぁまぁなできだと思っています。

ブログへアップでは、明らかな誤字・脱字以外は修正していません。なので、とっても恥ずかしいです。このあとがきは、睡眠不足の中&深夜に書いたものなんで、読み返すと恥ずかしいんですよ。夜に書いた手紙とかメールを、朝読み返すと恥ずかしいのと一緒です。

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2005年4月22日 (金曜日)

香り

風邪を引いてしまったようです。

のどが痛くて、頭痛も止まらず、節々、特に腰が痛いんです。
でも一番つらいのは、

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2005年4月20日 (水曜日)

金沢文庫芸術祭公式ホームページリニューアルオープン

僕が参加している、金沢文庫芸術祭のホームページがリニューアルオープンいたしました!!
URLは http://www.bunko-art.org/ です!!
皆様、是非アクセスを!!

僕が撮った花の写真がアップされています。で、僕は事務局担当なんですが、NEWSという項目でブログをアップしていきますので、こちらもご覧になって下さい。

アップこれだけじゃ淋しいので、今年の芸術祭のテーマである「花」と関連させ、ある画家の言葉を引用します。

「誰も花をみようとしない。花は小さいし、見るってことには時間がかかるから。そう、友だちをつくるのに時間がかかるように。」

人間、見えていないこと、見ようとしていないこと、多いっすよね。普段はちょっと違うスピードで歩いてみたり、違った枠組みで物事見たりすると以外な発見があるかも。普段の歩く道でも街でも、何かが見つかるかも。

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2005年4月19日 (火曜日)

学問とは①

平井堅の母校でもあり、僕が通っている横浜市立大学(以下、市大)は、今年四月から独立行政法人となりました。数年前、突如として、「市大は赤字採算だ」、「改革する必要がある」などの批判が出てきて、教員・学生の存在を無視した改革が押し進められ、現在に至ります。

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2005年4月17日 (日曜日)

誕生日

誕生日。

それは、一年に一度しかこないスペシャルデイ。特別な日。

でも、ホントはその日、その日がスペシャルデイなんですよね。
ある瞬間というものは、決して戻ってこないものですから。

頭ではわかっていても、普段の生活の中では忘れてしまいます。
そして、貴重な一瞬、一瞬を無駄に過ごしてしまう。

ちょっと話がずれるかもしれませんが、「死」のことを考えると、
一瞬ごとのスペシャルさが際立ってきます。
人間、いつ死ぬかわかりません。ホントに。
だからこそ、その時々を大切にしたいもんです。
特に、親しい人と一緒にいるときは。

「人間いつ死ぬかわからない、だから、こうして一緒に飲んでるだけ幸せだ」、
友人の言葉です。

「一期一会」ですね。
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購読しているメルマガで、「平成・進化論。」というのがあるんですが、
その中で、「毎日を、(なんらかの)記念日にしよう」という記事があって、
今回のようなことを思い付きました。
なかなか、オススメのメルマガです。

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2005年4月16日 (土曜日)

Donella Meadows, "Not so fast. "

先ほどまで、大学院の講義に出席していました。

社会人を対象としたコースであるため、主要な講義は、平日の18時以降と土曜日に開講されています。今日出席した講義は、毎回様々な分野の方を講師として招いているもので、今回の講師は、東京大学大学院工学研究科に所属されている北沢猛氏でした。

講義の内容は、都市計画に関するもので、横浜市の歴史やアメリカのミルウォーキーなどを事例に、都市計画をどのように策定するのか、成功例にはどのようなものがあるか、などについてお話をされてました。

で、講義の中で、ローマ・クラブの『成長の限界』について言及され、必読の文献だと仰ってました。講義が終わってから、早速この本を買おうと、僕はアマゾンで注文しようとしたんですね。

そして、この本の(主)著者がドネラ・メドウズであることを知りました。メドウズの短い文章が、辻信一さんの『スロー・イズ・ビューティフル』の冒頭に引用されていて、とても印象に残っていたので、彼女の名前を覚えていたんです。

「もっとゆっくり、Not so Fast」というタイトルの文章で、辻信一さんが関わっているナマケモノ倶楽部の英語版HPで、彼女の文章を読むことができ、『スロー・イズ・ビューティフル』では辻さんが意訳を行っています。

この短いエッセイで、世界を「危機」から救わなければならないと思っている人たちに対して、メドウズはあるアドバイスを与えているんです。
そのアドバイスが「もっとゆっくり Not So Fast」

There's one solution to the world's problems, however, that I never hear the frenzied activists suggest. Slowing down.(でも、世界危機を救う方法として、ひとつ、我ら熱狂的な運動家や活動家がいまだに提案したことのなかったものだあるんです。それは、スローイング・ダウン、つまり減速すること。)

と、アドバイスはするものの、メドウズ自身、「頭ではわかっているつもりでも、すぐに世の中のペースに巻き込まれてなかなかスロー・ダウンできないでいるんだから」と言っています。他の環境活動家と同じように、健康的な食生活を送ったり、静かにくつろいだり、休暇をとったりするには、あまりに忙しすぎる、とメドウズは言います。彼女は、自身を含む「忙しい」環境活動家への皮肉を込めて、エドワード・アビーというアメリカの作家、思想家の言葉を引用します。

It is not enough to fight for the land; it is even more important to enjoy it.(大地を守るために闘うだけでは十分と言えない。それよりももっと大事なことがある。それは大地を楽しむこと)

メドウズが取り上げているのは、「環境」ですけど、これは色んなことに当てはまるんじゃないかな。僕の研究分野である、都市計画やまちづくりでは、「都市を、まちを盛り上げるには、文化、芸術が必要だ」、という主張が多いんですね。でも、それをいかに「楽しむか」っていう視点が欠けているように思うんですよ。な~んて言いながら、僕自身、楽しまないで小難しいことばかり言うことが多いんで、メドウズとアビーの言葉を、思い出しながら研究を進めていきたいもんです。

と、いうのを言い訳にしつつ、課題や仕事が山のように残っていても、映画観たり、本読んだり、酒飲みながら人と話たりしてしまいます。みんなゴメンヨ。Not So Fast ! Slowing Down ! で行きましょうや。

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2005年4月14日 (木曜日)

希望の格差

久しぶりのアップです。
といっても、本の紹介をするだけですが。

最近、山田昌弘の『希望格差社会』を読みました。
この本を読んでて頭に浮かんだのが、ミシェル・ウェルベックの『素粒子』

三年程前に、大学の講義で『素粒子』訳者である野崎歓氏の話を聴いて、『素粒子』を購入しました。必野崎氏は『フランス小説の扉』という著書で、『素粒子』をフランス文学史の中に位置づけながら論評を行っています。

「希望格差」の中で、最も切実である(と僕は考えいてる)「異性との関係」や「性欲の充足」の「希望格差」が、『素粒子』のモチーフの一つであると言えます。

異性との関係に悩んでいる方(特に男性)は、必読です。

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